「体の変化」 吉川 康子
最近の芯体操レッスンの凄さを感じています。私の体が著しく変化してきているのです。肩関節に始まり、骨盤、骨盤から足へと、正しい位置に行くべし、と、うごめいています。歪み、縮みが尋常では無かった私の体でしたが、コツコツと学び続けることで着実に芯に向かい動き続けているのを実感しています。そんな自己と向き合う中で、毎回のレッスンで気付きを頂けた時、さらに新しい自分と出会えた喜びが溢れて胸がいっぱいになります。そんな芯体操の奥深さ、凄さ、体の中の不思議を一人でも多くの方にお伝えしたいと言う気持ちが膨らんできます。
「身の引き締まる言葉」 上林 かつ恵
将棋の名人、羽生善治九段の言葉です。 「遠回りしながらも、もがいて身につけたものの方が、簡単に得たものよりも後々まで役立ちます。」 私と芯体操の関係みたいだと思いました。今も尚、もがき続けていますが、確かなものを感じながら歩んでいます。さらに、「三流は人の話を聞かない」「二流は人の話を聞く」「一流は人の話を聞いて実行する」「超一流は人の話を聞いて工夫する」 実行するだけでは十分ではなく、真に身に着けるには、もっと考え、出来るようになるまで工夫することが必要なのですね。まだまだ足らないことばかりです。猛暑も吹き飛ぶぐらい身の引き締まるような名言でした。
「夏休み」 岸上 裕子
体も心もゆっくりしたいなと思ってスタートした夏休み。いろいろと流行りだしたウィルスに子どもたちが入れ替わりで感染してしまいました。 体も心もリフレッシュしたいし、子どもたちが落ち着いたら、体操に今週は行きたいな!来週は行けるかなと思っていましたが、今度は私が子どもたちからもらってしまって体調を崩すという…今年の夏休みは、何とも歯がゆい感じになってしまいました。 ともあれ、体調も回復し、この週末は下の子が一歳になるので、みんなでお祝いを楽しみたいと思いますし、全然行くことができていない体操も気持ちを改めて頑張っていきたいと思っています。
「膝の痛み」 経広 順子
楽しみの一つである山登りですが、下山のときは危険なことが多く、足の負担もあり、注意をしながら一歩一歩降り、景色を見るどころでなく神経を使います。先日の山歩きも石がゴロゴロ、苔が生えて滑りそうな場所が多々、慎重に歩いていたのですが、ぐらついている石の上に足を載せてしまい無理な姿勢になり、膝に負担がかかり痛めてしまいました。屈伸をするのも歩くのも痛くこれはやばいなぁと、芯体操で学んできたことを思い起こしながら、マッサージをし、膝裏を伸ばすストレッチをしました。足を引きずりながら、踵、膝裏と言い聞かせながら歩くとヒップは締まり身体がアップ。身体が軽くなり、膝の痛みが軽減したのを感じました。前回の勉強会で学んだ膝裏クッション、痛い思いをしたけれどこんな場面で実感する事が出来、今までいろいろ御指導頂いていることを自分で対処できたことに感謝しております。
「歳を重ねて」 持永 洋子
老齢と言う言葉は好きではないのですが、91歳ともなると身体の変化をつくづく感じます。私の人生で今が一番、世の中の変化を大きく感じます。私の身体の中でも感じます。胃も小さくなり胃から腸へおくる力も弱くなり、タンパク質も多く摂らないといけません。ボケないように 転ばないように気を付けています。数回突っかかることはありますが瞬間、踵とおなかを意識して転んだ事はありません。すべて体操をしているおかげです。ボケないように新聞もテレビも観ます。骨折して病院には入りその後施設に入ることが多い様です。体操を始めて40数年中にはブランクもありましたが今後も津田先生について私なりに頑張ります。 今いかに生徒さんひとりひとりを丁寧に見つめていくことの大切さを感じます。
「足合わせ運動」 大石 百合子
夏休み中、子ども二人と一緒に芯体操へ行き、親子で足合わせ運動をすることが出来ました。四年生の兄は、親から離れ子どもだけで出来ることが増えてきて、一緒に出来ることが変化しているお年頃。初日は、体操を横目に別のことをして過ごしていましたが、2回目にはレッスンを体験。パーフェクトをはじめ、ゴム運動、坐骨乗りと、キツイ!と言いながら感じようと励みました。狭い骨盤の息子は、緩めるのに時間がかかりますが、感じられると、うなずきながら何度も運動を確認。自分の身体とお付き合い。3回目には、自分でレッスンへ参加。先生を見ながら、集中力を発揮。先生の指導に合わせて、足合わせで伸びを感じることが出来ました。身体が自由になると、顔にも笑顔があふれ大人でも、子どもでも伝わる芯体操だということが、改めてわかります。「伸びたね」と言われると嬉しそうな表情に、私も嬉しい時間でした。
「2人組運動で気付いた事」 渡邊 栄子
コロナ感染には注意しながらも教室では、2人組の運動が始まりました。久しぶりに足合わせをしてみると右足の繋ぎが、弱いことに気づきました。以前から右足の親指が時々痛み、外反母趾なのかと思っていました。親指の方から土踏まず、踵、脹脛(ふくらはぎ)、膝裏をたどりマッサージをしていくうちに筋の捩れがはっきり分かり驚きました。 代表の言葉に「2人組の運動などは、効果が高い運動が多いので、しっかりした指導を」とありました。自身の体のできていないところを教えていただきながら2人組の運動の良さを伝えて行きたいと思います。
「生活と共に」 須藤 由香
芯体操のインストラクターをさせていただくようになり、健康でいたいと思われる方々と巡り会うことができ、素晴らしいことだなぁ、有りがたいことだなぁとよく思います。そんな出会いのおひとりに、この8月で94歳になられるKさんがいらっしゃいます。この7月に光善寺教室を卒業されたのですが、入会されたのは、なんと88歳からで、それから5年半お休みも少なく頑張ってくださいました。一緒に通ってくださった娘さんもご自身とお母さんの為にと頑張ってくださいました。『家を出るときは、行き渋っていましたが、帰る時は晴れやかで、あー お腹空いた。とよく言ってました』と娘さんが教えてくれました。あーお腹空いた。というこの言葉に、芯体操の心地よさが表れているのではないかと、胸が熱くなります。現在Kさんは、自宅でリハビリを受けられていますが、理学療法士の先生から、身体を動かす理解力と反応がとても良いとお褒めいただいているとのことです。様々な形がありますが、これからも、生活と共に進んでいける芯体操の一員として頑張りたいです。
「叔母の教えてくれたこと」 大石 恵
父方の叔母が93歳で永眠、家族葬を執り行ったと手紙が届きました。葬儀次第が同封され、そこには叔母の略歴が記されていました。 1930年、高松教会・教会学校の分校として家庭を解放した佐藤家に次女として生まれる。 から始まり、召天するまで一人の女性が生きた軌跡です。若い頃、教会の活動をしていたこと。60歳過ぎてから水彩画を学び、講師をしていたこと。叔母ちゃんが生きて、今はこの世にいないことを少しずつ実感していきました。 人生を終わらせる時まで、どう生きたのか、どう生きるのか。日常の生活では埋もれてしまう感覚をちょっと研ぎ澄ましてみようかなと思いました。幸い、私は毎日津田先生のレッスンで身体と向き合う時間があります。そういう時間が持てるように生きてきた結果でもあることに気が付きました。身体を繋げて腹式呼吸、内から身体を膨らましリラックス。生きている自分と向き合えるようレッスンを重ねていきたい。まずは、それが今の私の生きるエネルギーだともはっきり意識できました。そしてお教室の皆と同じ時を生きていきたいです。皆さん人生を終わらせる時までよろしくお願いします。
圀府寺 弘子
京都は8月16日の大文字送り火も無事終わりましたが、日本全国は相変わらずの猛暑。でも生徒さんはレッスンを休まず参加されていて、こつこつ頑張る地道な努力で体調がすごく安定されていると実感しています。6月以降新しく入られた生徒さんが数名加わり難しい動きでも頑張ってついて来られています。 芯体操は難しいので、先生の考えられた独特の使い方、世界観をお伝えする為には自分がしっかり身につけることに時間をかけて、ゴムやお手玉でも楽しんでもらえるように工夫して、形に捉われて違う使い方になってないかなど、今後も勉強会や通常レッスンでの学びを怠らずに集中していこうと思います。
「肘を繋ぐ」 井口 三枝子
コロナウィルスワクチン接種の後、フライパンで料理して、左手でお皿に移そうとした時、力がはいらず持てませんでした。二頭筋が、ブヨブヨでした。 なかなか元に戻らなかったのですが、二頭筋を意識して使い、肘繋ぎを先生に指導してもらってからは、少しずつ腕がしっかりしてきました。肘を意識して伸ばしたり引いたりを肩甲骨やお腹に伝わるように運動しています。少しずつ元に戻っています。軽い物なら持てるようになりました。またペットボトルの蓋も開けられるようになってきました。痛めていた筋肉を整え、強くしてくれる芯体操は、すごいなと思いました。
「プール」 竹原 響子
息子が水泳を習い始めました。学校での小学2年生の今年の目標はバタ足なのですが、水に顔をつけるのも苦手なため、習うことになりました。まだ始めて1,2ヶ月ほどなのですが、少しずつ慣れてきているようです。 私は、水泳は特に苦手なほうではなかったように思いますが、クロールはあまり上手ではありませんでした。やはり体の使い方が上手くできていなかったのだと思います。芯体操をしている今、もう一度やってみたら、また違う感覚で泳げるのではないかと思います。芯を感じて泳いでみたいな、と思ったりしています。
「霧の伊吹山へ」 松本 左千代
8月最初の日曜日、伊吹山ハイキングに出かけました。かねてより夏の「百花繚乱。山頂は、色鮮やかなお花畑」の伊吹山を歩きたいと思っていたので、思いがけない実現に心踊りました。 お盆休み前なので高速道路はスムーズに走行できましたが、伊吹山ドライブウェイはまさかの濃霧。道中も山頂駐車場もすごい霧で、やっと駐車スペースが識別できる状態。伊吹山の全容も分からぬまま、昼食を終えて西登山道コースを歩くことにしました。 視界は数メートル。時折目に止まる足元の小さな花、イブキフウロやシモツケソウの写真を撮りながら、転ばぬよう足元に気を付け山頂を目指しました。最近は鹿の食害から守るためにとフェンスで囲われている花園も霧の中。空を仰ぐと太陽の光りは霧に包まれ、やっと到着した頂上は濃霧と強風で肌寒く、しばらく散策した後、帰路は階段が整備された中央登山道コースを下りました。途中、突然霧が晴れ、太陽の光が射し込み、遠く左手奥には琵琶湖が、眼下には山頂駐車場や山並みが見え、やっと全容を知ることができました。半分だけ伊吹山に出会ったような気分で、帰路に着きました。 百花繚乱のお花畑を眺めながら歩く望みは叶えられませんでしたが、とびきりの涼しさと幻想的な風景を満喫できた霧の伊吹山ハイキングでした。
「パーフェクト」 定兼 信子
レッスンの中で津田先生から「パーフェクト」誕生にあたってのお話しをして下さいました。「初めはずっとずっと聞いていました・・・」と。コロナの猛威に震撼していた時に木幡スタジオで初めて「パーフェクト」を教えて頂いた時の衝撃を思い出し、胸が熱くなりました。 あれから4年経ちました。「パーフェクト」から学ぶ呼吸法を追求することで体のしくみを沢山学んでいます。 呼吸に集中すると音を失ってしまい、音を意識すると呼吸が曖昧になってしまうことの繰り返しです。極まれに音楽、呼吸、繋ぎに納得して終えられる時があります。続けてもう一度!と願ってみても全く記憶していなくて返って混乱してしまいます。 たまたま出来た一回は、ホッとしますがそれは習得したことではなくて、又新たに歩んでいく出発点になっております。 最近、「パーフェクト」は生命の源への祈りのように感じています。