津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2012年7月号

 

大往生したけりゃ医療とかかわるな        芯体操代表 津田美智子

 これは、副題“「自然死」のすすめ”の著者、中村仁一氏の書かれた、今話題のベストセラーです。この本を、さらに多くの人に読んでいただきたいと切に願っています。その訳は私自身が生きて来て、「芯体操」に込めている思いを、医師の立場から、的確に伝えていただいていると思えたからです。
 「芯体操」を通じて多くの方に出会うことが出来、あまりにも医療主体のレールの上で、あっけなく亡くなった方が多かったのを懸念してきました。今でこそ、「芯体操」には、自分の身体を信じて改善したいという方が増えてきましたが、医師の立場でありながら自然死という考え方を伝えようとする方が出始めた結果、身体と共に向き合っていこうという方も増えつつあるのかもしれません。何年か前に、セカンドオピニオンという考えが生れた時も、一人の意見に惑わされずに色々な意見を参考に、自分で決めなさいと言うことだったのです。
 亡くなった方は、殆どが検査に引っかかったと言われた時、とてもお元気でした。ところが治療を受けられたらどんどん悪くなり、あっという間に亡くなられ、全て症状が進行したということで片付けられるのです。悪いと言われることを抱えていた場合、治療しなければ、長生きされたかもしれないという考えには至らないことが多いのです。何度もそういった思いを味わってきました。
 勿論、治療を受けて治ったという方もいらっしゃるかもしれません。しかしその方は,元々免疫力が強く悪化していなかったかもしれません。高齢者が増えている昨今、治療で管だらけになり、苦しんで死ぬよりも自然に死を迎えられたらいいですね。
 また、“死ぬのは「がん」にかぎる。ただし、治療はせずに。”と言われます。私の父は昨年、肺がんで亡くなりましたが、正しくこの王道を実践しました。85歳でしたが、がんで亡くなったというより自然死であったと言えるでしょう。父は、遊びも、仕事も思い切り打ちこみ、晩年は何もすることなく庭で季節の野菜を作って、きゅうりをひと夏で何本採れたのかをノートに付け、みんなにあげるのが楽しみでした。昔なら60歳ぐらいで亡くなった方が多かったのですから、父にしたらおまけの人生をゆったり送りたかったのでしょう。
 自宅で、あまり苦しいとも言わず、日常生活を続け、最後に母では世話が出来ず病院に行きましたが、自然に食事が摂れなくなり、筋肉が落ちてでも、短期間でしたので、とても綺麗なお顔のまま息が止まりました。父は健康でしたので、自然死を迎えられたのだと思います。
そうですね。自然治癒力の働く健康な身体を作ることが一番かもしれません。心配して検査ばかり受けてびくびくしているより、自分の寿命と割り切って、「芯体操」に打ち込んでいただく方が賢明かもしれません。(中村仁一著 幻冬舎新書798円)

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芯体操に出会って                川西教室   井筒 美恵子

 私は身体の硬い自分が嫌で、昔から柔軟体操どころか、身体を動かすことが大嫌いでした。そんな私が、勇気を出して六〇の手習いを始めました。身体の芯を感じて踵から頭・その先の方を感じて、骨盤を開いて、ヒップをしめての立ち方等なかなか出来ませんが頑張っています。グ〜ッと身体を伸ばす時、血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、リンパマッサージは疲労物質を取り除いてくれて、体重・体脂肪ともに減少しました。ダイエット効果もあるのですね!『痛くても正しく動かす事が大事です』と教わり、リハビリでは上がらなかった左腕が、耳のそばまでくるようになりました。見た目もスッキリしたと言われるようになりました。
 骨盤を開いて、筋肉が後ろにつくように、筋力アップすれば、正座も端座も楽にできるようになるのですね。いつかきれいな正しい前屈ができるようになりたいです。いいお仲間と共に、楽しく過ごす時が嬉しいです。

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