津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2013年5月号

 

「余命3カ月」のウソ               芯体操代表 津田美智子

 医師でありながら、医療の現場に鋭いメスを入れてベストセラーを連発している近藤誠氏の近著です。『患者よ、がんと闘うな』『よくない治療、ダメな医者から逃れるヒント』『医者に殺されない四七の心得』等々、胸の空くような発言をされています。  
 抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般の人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績をたたえられ、2012年「第60回 菊池寛賞」を受賞されました。  
 私は、近藤氏の著書には以前から関心を引かれていました。それは、38年間健康体操に関ってきた中で、感じてきたことが近藤氏の発言により、ストンとくることがあったからなのです。今まで、多くの方との出会いがあり中には、病との闘いの中で「芯体操」に出会われた方もいらっしゃいます。そんな方がめきめき元気になってこられるのに、医療との関わりとの板挟みで、結局亡くなってしまった悔しさを何度となく、味わってきました。近藤氏の明解な解答を読ませていただくと何故、悔しかったのかということがよく分かります。  
 治療をしてもしなくても同じ、それどころか苦しみ、不便が続く、治療で抵抗力を無くすよりもっと、身体に力をつけようと訴えていらっしゃいます。明らかにお元気だった方が、治療をするとあっという間に亡くなってしまわれる。そんな体験を私もしてきたのです。  
 また、私の父のことは著書にも書きましたが、若い医師は、いたずらにパソコンを操作しながら、余命1カ月とかを繰り返していました。治療をすることなく、全てを受け入れようとしている人に、余命、余命と言わなくても・・・と理不尽な思いをしていました。  
 近藤氏のように、元気であれば直ぐには死なないと言ってもらえたら、老化もがんも自然の摂理ととらえて、出来る限り仲良く付き合っていくことがいちばん理に適っているといってもらえたら、本当に奇跡だって起こるかもしれません。  
 身体の自然治癒力の凄さは、私の身体でしっかり感じてきました。そして「芯体操」を長年続けて来られた方は、殆どの方が色々抱えながらも、本当にお元気だという事実が物語っています。治療をするよりも、身体の中の筋肉をゆるめ、楽な身体をつくることが元気の源なのだと確信しています。  高齢化が進むほど、身体を治療することよりも、いかに身体の根本をつくるかを考えた方が良いと思います。
 『「余命3カ月」のウソ』
ベスト新書発行686円+税 ぜひ、読んでみてください!

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編集後記 私も心の閊えがスッキリ!            かんばやし

 看護学校在籍中、実習で全科の病棟を回りましたが、その時に、[入院したくない!健診も受けたくない!薬も飲みたくない]という漠然とした拒絶感を感じながらも、じゃあ病気になったらどうしたらいいのかという問いに答えが見つからず、とりあえずその気持ちに蓋をして、心のモヤモヤを引きずってきたのですが、『医者に殺されない四七の心得』を読んで、心の中がさ〜っと晴れていくのを感じました。医療はすばらしい!と信じ込まされているのは、患者さんだけでなく、多くの医療スタッフも然りです。毎日くたくたになるまで、最善を尽くして働いてくださっていると思います。この神話は日本の医療システムなど根本的な所が変わらないといけないでしょうが、なかなか無理な事なので、やはり、自分の身体は、自分で守る事が必要なのでしょうね。私も芯体操のお蔭で本当に健康になれました。健康こそ最高の富!平均寿命と平均健康年齢の差は10年もあります。芯体操は健康で長生きできる最高の手段だと思います。錆びつかない心と身体をめざしましょう


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