2017年11月号
15周年記念パーティー間近! 芯体操代表 津田美智子
11月に入りました!12月17日が、ぐっと身近に感じられます。「芯体操」も15年になるのですね。健康体操歴は42年になります。ダンス一辺倒で華々しく舞台に立っていた頃を思いますと、「芯体操」の歩みは、信じられない日々の連続でした。身体に起こったことは、私の人生が大きく軌道修正されたと感じていました。ダンスは自己を表現する唯一無二の手段であると考えていたので、無念の思いもありましたが、この体験で知り得たこと、学んだことの多くは形を変えた私の表現力でもあると、今は感じています。 身体の中を感じて使うということは、簡単そうですが実はとても、鍛錬の要る運動です。ダンスで身体を使うことは、日常生活で身体を使うこととなんら変わらない筈ですが、表現することを魅せるというとてもシビアな面があります。日常では、そこまで要求されることが無い分、間違った使いかたでも誰にも注意されることはありません。 舞台の経験があるからこそ、身体に起こったことがよく分かり、正しく修正するという意識が強かったと思えるのです。歩けなければ歩けるようになればいいということよりも、片方の足に体重がかかることが怖かったので、ひたすら芯のひもで引き合って立つということばかり考えていました。 つまり2本足の意識をもたないで無意識に動くと、私の身体はバラバラになってしまうので、一本の紐で究極の集中力を養っていた道程を過ごしてきたのです。その結果、「芯体操」を生み出すことに導かれたと言えるのです。 多くの人が、身体の中に芯を通すということを知らないで生きています。私の身体に起こったことは取り返しのつかないことであり、ぎりぎりのところで生きているために体重をかけすぎたり、お腹と胸の引き合いを感じないで手足を使ってしまうと、直ぐに全身の筋肉バランスが取れなくなり、生きた心地がしなくなります。 身体の痺れや痛みには弱いのに、身体の状態を知ろうとしないで直ぐに医者に頼る人が多いのです。自分の身体を守る手段があればまずは、筋肉をしなやかにすることを考えてください。全身を使って動きながら芯を感じて立てるようにしましょう。 15周年を迎えた今、「芯体操」の役割は増々大きくなっていると思っています。12月17日、「ハイアットリージェンシー京都」のザ・ボールルームが、芯を感じる空間になり、夢と希望あふれる未来に続きますよう願っています。 日野原重明氏の言葉は、私の想いと重なることが多いです。 「いくつになっても、今日がいちばん新しい日」

芯体操頑張っています 亀岡教室 久世久栄
のどかな田園風景の広がる霧深い亀岡教室で毎周金曜日に、身体の芯から汗を流しています。 始めた頃は、芯を伸ばす・・?どういうこと?・・・??今までの人生の中に無かった衝撃的な出会いでした。 出産後2回の大手術をしています。術後の痛みが強く腕が上がらなくなり、背中を丸めて生活しているうちに猫背になってきました。お医者さんから運動は禁止され、30年間日常生活以外に身体を動かすことはありませんでした。 今では、いつも“芯を伸ばすお腹”と自分に言い聞かせ、家でもストレッチをして頑張っています。芯が伸びると、背骨や筋肉が伸びているのが解り、とても気持ち良く、体操が終わった後の爽快感は最高です。少しずつですが猫背も改善し、足腰がしっかりして踏ん張りがきくようになってきたことを実感しています。“日常生活の中で身体を意識することは、とっても大切な事”だと思います。 教室では、言葉だけでなく一人一人の身体に触って教えて頂けるので、凄く解りやすいです。汗一杯流され指導してくださる上林先生に感謝で一杯です。
大切なこと 文責 かんばやし
四年前の手首の骨折で、捻じれて曲がって折れた骨を、整復して頂いた後に固定という治療を選択しましたが、骨がくっついた後のリハビリは、肘から先だけでした。せめて片腕全体をして頂けないかとお願いしましたが、ダメでしたので、リハビリを辞め、芯体操で全身を伸ばしたことが回復に繋がりました。 骨折のような大きなダメージを受けると、一瞬にして全身が縮み固まってしまうのが良く解ったので、その部位だけの治療ではダメだということを強く感じました。 これも芯体操で、身体にとって本当に大切なことは、全身の筋肉のバランスであり、真っ直ぐに伸びた一本の芯があることだと学んできたからこそだと思います。さらに芯体操の凄さ、大切さ、必要性を感じました。1人でも多くの方に伝えたいと 思っています。 15周年を迎える喜びを皆様に感謝すると共に楽しみにしております。
