2018年3月号
「芯体操」と「新体操」 芯体操代表 津田美智子
「新体操」は、「伴奏音楽のリズムに合わせ、ボール・縄・輪・リボン・棍棒などを使って行う舞踊体操。個人競技と団体競技とがある。一九八四年より女子のオリンピック種目となる。」とあります。思えば、二〇〇二年に「芯体操」を発足した当時、身体の芯なんて言う言葉は、メジャーではなかったことに、懸念を抱くぐらい、今やしっかりメジャーになっています。(笑) 当時は、「芯体操」と言うと必ず「新体操」ですか?と聞かれたものです。「芯」と言う文字を使っている言葉は殆ど無かったと言えます。それが今ではどうでしょう!いち早くからだの芯を唱えたのは「芯体操」かもしれません。 筋肉のバランスを崩した私の体験は、ひたすら、からだの中心を求めることに至りました。「芯を感じる」という言葉が生れたのです。今や殆どのスポーツや運動の鍛え方には、当たり前のように体幹を鍛えるとか、フィギュアスケートの4回転なども軸を伸ばすなどからだの中心を大切にしています。その考え方はあったとしても、「からだの芯」と言う言葉は、「芯体操」の歩みと同時にメジャーになったということは確かです。 多くの新しいことにチャレンジしてきましたが、浸透するまでには多大な年月が掛かるということを実感しています。稀有な体験をしたことでからだのメカニズムを知ることができました。あの手この手で奮闘していますが、少しずつみなさまに伝わってきたように思います。 人間はいかにからだの芯をもっていなかったかということを知ることとなりました。この世に生を受け、歩き始めた時から成長の過程でからだに芯を感じることは、余程の事がない限り誰も教えてはくれません。もっと早く知ることができたら世の中から、からだの不調で苦しむ人が少なくなるのではと思います。「芯体操」は、道なき道を歩んできました。医学の進歩と隣り合わせで歩んでいますが、人間本来の自然治癒力を最高に生かせるようなからだにすることが先決だという気持ちは変わりません。病気になる前に、それだけの機能的なからだを維持しているかということが大切です。 「芯体操」で行っている運動には出来ないことがいっぱいありますね。ひとつずつクリアすることで、改善できることを増やしていこうではありませんか。「自分の道は自ら切り開く」その努力なしで重いからだを引きずっているより、軽いからだにしていきましょう。 ほんの十六年前、「新体操」の認識しかなかったのに、今は「芯体操」が認知されるようになり感無量です。からだが健康に成るメソッドをこれからも探究し続けながら、みなさまに寄り添っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
明るい未来が見えた! 亀岡教室 丹野千佳子
昨年九月に友達から芯体操のことを伺い、軽い気持ちで見学に行きましたが、体験することになり、何十年もの間こんなに身体を動かすことも無かったうえに、猫背なので、何をするのも苦痛で、きついな〜・・・と思いながら受けていました。でも終わった後には、少しでも姿勢を良くしたいという気持ちになり、十月に入会させて頂きました。 一日中立仕事の為、いつも夕方になると足がパンパンにむくんでいたのですが、十一月頃から、足のむくみがない事に気づき、その後もむくむことはありません。週に一回だけの体操で、他には何もしていないのに、あまりにも早い変化に驚きました。先生に伺うと、「血液やリンパの流れが良くなってきましたね」と説明して頂きました。目に見える結果がでて本当に嬉しく思います。 歳だから仕方ないと(六十八歳) 諦めていた私にも、芯体操との出会いによって『健康な身体に変われる』という明るい未来が見えたことに感動と感謝の気持ちで一杯です。