2018年8月号
芯体操で変わる骨と筋肉 芯体操代表 津田美智子
芯体操は、からだに芯を通す運動を推奨しています。そのためにはからだの大部分を占める骨と筋肉のバランスを整えることが重要になります。骨を引き離し伸ばすためには筋肉の伸縮運動が必要です。さらに骨と筋肉をつなぐためには、各関節が正常に機能するように、硬い腱や靭帯をゆるめる運動を数多く生み出しています。
こう書くと、複雑に感じますが、からだは全てにつながりがありますので、ひとつひとつの運動をクリアしているうちに、少しずつからだの中からゆるんでくるのです。違いはなかなかご自分では、認識できない場合もありますが、体の変化によりひとつの運動を体感することができれば、「一を聞いて十を知る」という言葉のように、全てを理解するようになれるでしょう。
只、生れてから今日まで、知らなかったことが多いのも分かってきます。親の遺伝子というよりも、しいて言えば小さなお腹の中で縮んで生れてきた赤ちゃんもいるでしょう。産後のからだをしんどいまま固めてしまうこともあります。また、事故に遭う、病気になる、手術の経験があるなど、後天的な要因をもたれている方もいらっしゃいます。からだは、自然なだけに、いつもつながった骨、筋肉を心地よく伸ばしてあげることが大切です。
ストレッチング(以下ストレッチ)には、色々な方法があります。反動を付けずに、ゆったりと行う、反動をつけて行う、特に目的の筋肉に効かせる、二人組、三人組などで、伸縮力を増しながら行うなどですが、ストレッチは、お腹の奥の筋肉を意識して、横隔膜を上下に動かすことと、肋骨の開閉ができるようにすることが課題です。
また、ウエートトレーニングという方法もありますが、芯体操では負荷をかけない方法をとっています。空気中の重力、地球の軸から引っ張られる引力などをお腹、胸の体幹を使って、引き合うという方法で行っているのです。決して外側(がいそく)筋肉を固めないので、内側筋肉はしなやかなのに強くなります。
肩や腰、膝や太ももに力が入る状態では、芯で立つことは無理なのです。そのために芯体操の運動は、一見難しいと思われますが、「最高に気持ち良い!」という体感が増えるように少しずつがんばってください。
からだのメカニズムを知ることは、本当に楽しいことなのです。一つの気付きが、ご自分の体を知ることにつながり、人生を生きるための礎(いしずえ)になってくれるかもしれません。
頭も身体も柔らかく! 川西教室 夏目 由美
健康診断で病気が見つかり、すぐに精密検査〜手術とまるでベルトコンベアーに乗せられたように毎日が過ぎました。
食事は少しずつしか食べられず、8キロ体重が減り、きつかった服もブカブカ、動くとふらつき、これはまずい。筋力を取り戻そうと落ち込む暇もなく、食事の量も一口ずつ増やしながら芯体操の教室にも早く復帰したいと思っていました。
持永先生からは焦らずにゆっくりと出来る範囲で始めましょうと励まされ、安心して参加することが出来ました。
仰臥で縦開脚をすると内股の筋が硬くなっているのには驚きましたが、復帰後八ヶ月、今では筋肉も生まれて少しずつ姿勢も良くなり、身体が柔らかくしなやかになって、芯体操の効果を強く感じております。
これからも 一病息災 健康な身体で人生を楽しみたいと思っています。
編集後記
二十四の瞳
お盆休みにふっとテレビをつけると二十四の瞳≠放映していました。昨年のパーティーの時に朗読に挑戦して、発声とかイントネーションとか苦労したことを色々思い出しました。
なつかしい! そして愉しかったなぁ
KOJI