津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2018年9月号

迎える秋に       芯体操代表 津田美智子

  猛暑の八月が過ぎ、九月に入った途端に台風21号の進路は珍しいコースを暗示していました。刻一刻と近づく情報に、やれることは知れています。当日は、芯体操のレッスンを休みにし、空や陸も交通も早めに休止、それまで各地に災害が相次ぐ中、誰もが、この見知らぬ訪問者を待ち構えていました。荒れ狂う風と高潮に祈りもむなしく、関西には珍しい大きな被害を受けました。そして、息つく暇も無く北海道の地震が追い打ちをかけ、何か日本列島が大変なことになっているという恐怖感さえ受けました。冷蔵庫を使えずお風呂にも入れない暮らしに耐える人たちがいます。土砂に埋もれて安否不明の人たちもいます。
 昨夜、ふと気が付くと虫の声が聞こえます。虫までが息を潜めていたのかと思うほどに突然の秋の訪れでした。それでも900本を超える電柱が倒れたという関西では停電がなお続いているそうです。また、背割堤の桜の木、241本の内、27本が倒れ、207本に枝が折れるなどの被害があったそうです。毎年の桜のシーズンに観られる風景も来年には無くなるのでしょうか。信じられないことが起こっています。一瞬で壊れる現代社会のもろさを感じつつ、只々、一日を生きています。どんなに天災という理不尽なことに会おうとも人間は強いです。命ある限り、前を向いて歩きます。生きている限り向き合わなければならない、明日は我が身であるかもしれないけれど、助け合って生きなければなりません。
 私に出来ることは、わずかな寄付と、お教室を開き続けること・・・くらいですが、みんなが心神喪失者にならないように、元気になれる場を保ち続けることが必要かと思います。東日本大震災のときに、仙台の小学校に行ったことを思いだします。たくさんの子供達と体育館でお手玉体操をした時に湧き上がった笑い声が、耳に残っています。
 あの時の子どもたちは、もう大学生になっているのかな、寄付したお手玉は使ってくれているのだろうか、あの年は、私の父が亡くなった年でした。同時に長男、長女に子供が生まれた年でもあります。その子供たちが、小学一年生の七歳になりました。
 南海トラフ(伊豆半島西側の駿河湾南方から四国西端の沖合まで連なる水深4千メートルに達する細長い凹地。フィリピン海プレートの沈み込み帯。)地震が発生すると言われています。運を天に任せるしかないのでしょうか。いいえ、私たち人類は、どんな辛苦にあっても、脈々と生き抜いてきました。
 強い心とからだを鍛えて、助け合って生きることを教えられてきました。今を精一杯生きること、大きな愛の心が地球を救うことを願っています。

こんな時は絵でも鑑賞してみるといいですね。
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」10月14日まで
兵庫県立美術館で開催中!

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孫育て・子育て・生きること 

 この五月に、五人目の孫が生まれました。赤ちゃんはどんな体使いをするのだろうか?どの様に筋肉を付けて行くのだろうか?とても 興味深く見守りました。
 初めは手も足も余り動かさなかったのが、だんだん手足をバタバタ高速マシーンの様に動かす様になり、二ヶ月頃からうつ伏せにして見ると一瞬頭を上げウゥ〜と言いながら体全体をもぞもぞし、手足もバラバラ お尻を上げてしまい体が思う様に使えません。そんな運動を繰り返して行くうちに頭がだいぶ上がる様になって来ました。首の筋肉が少しずつ付いて来たのが解りました。頭を大きく上げる事によって、お腹から踵、手と使える様になり、体幹がしっかりし、その後あっと言う間に寝返りをしました。赤ちゃんの生命エネルギーの凄さを感じました。
そんな過程の中で赤ちゃんに手を添える事が出来る喜びを有り難く感謝しております。
 これからもしっかり見守る事が出来る様、 勉強していきたいと思っています。
吉川康子

 津田先生のレッスンの中で、四つばいで歩く、というものがありました。四つばい歩きは、お腹を引き上げて手足を出すという、シンプルながら機能的に体幹を鍛えられるすばらしい運動だ、と感じました。
 赤ちゃんにとって、この運動が大事だということを改めて体感しました。でも大人になると、腰を反って、手足に体重をかけてやってしまいがちです。芯体操で日々、四つばい運動をしているからこそ、できることなのだと思います。
 この間、小学校に遊びにいったときに、子供の頃は鉄棒やうんていが大好きだったことを思い出しました。今やってみると、子供の頃にできたことができなくなっていることに気がつきました。子供は体重も軽いし、成長のエネルギーもあって、大人にはできない色々なことができたのだな、と思います。
 あの頃、鉄棒でクルクル回転していたこと、うんていでおサルさんのようにスイスイ移動していたあの体の感覚を、もう一度味わいたいと思います。
 私にはもうすぐ三才になる子供がいますが、体の機能を存分に使って、豊かな体と心で、芯のある子に育っていってくれることを願っています。
竹原響子

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 「道の駅わっかない」は、JR稚内の駅に併設されています。その周りに咲いてたピンク色の花。ミニトマトの様な実もついています。
宗谷岬にあった花の写真を見て、そうか、あれが、ハマナスの花だ。
ダカーポが歌っていた「流氷溶けて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬」を思い出し、私の好きな花の一つになりました。
上田銀子

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編集後記           

 私達は、次の世代に何を残せるでしょう  大石

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