津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2020年1月号

令和 温かく豊かな年でありますように!
                     芯体操代表 津田美智子

 「私の身に起こったこと」という説明を口にしてから、24年目を迎えました。その日から私の人生は幾多の変遷を経ることとなったのです。踵から頭まで繋がっているからだを支えている強い筋がぐるんと外れた、という感覚は今でもそのままです。からだに巻き付いた筋は、容赦なく私のからだを締め付け縮めようとしましたので、必然的にからだをさすって伸ばすという手段をとるしかなかった。中が縮むと外を緩めるというその行為こそが、マッサージへの道に一歩踏み込んだ瞬間だったと言えるのでしょう。
 今から思うと、骨を強靭な筋で引っ張って形成されていた人体を根こそぎ揺るがすという大地震が起きたようなものです。そこには、病院へ行くという選択肢はなかったのです。なぜなら、からだの求めていることが分かったから、向き合うしか生きられなかったから・・・その瞬間から私の生きる道が始まったのです。
 自分のなったことが分かるなら、からだの発信するシグナルに気づき、早くから改善でき、状態を緩和することで、未病のうちに健康体を維持できると今、感じています。私は、当時購入した車が構造上の欠陥車であったのに、違和感を持ちながらも乗り続けてからだに異常を来した結果を招いてしまったのです。今の私ならその車を選ばなかったでしょう。
 分かるということ自体が、体験しないと分からないことが殆どなのです。だからその過ちによってからだに添うことで生まれた芯体操の運動やマッサージの真髄を、学ぶことは難しいのかもしれません。敢えて、お伝えしたいことは、その窮地に陥る前に、予防することが必要だという結論に達したからです。
 長い年月を芯体操と共に歩んで頂けたことが、証(あかし)ですね。痛みや、痺れがあろうとも、からだのゆがみ、縮みが分かるようになった今こそ、もしも芯体操を続けてこなかったら、「今頃歩けていなかった」「病気になっていた」とかに気付くことができ、これからの人生をどう生きれば良いのかという答えを知ることとなっている筈です。
 私たちは、どうしても「世の中の流れに翻弄される」、「周りのことに囚われすぎる」、「自分で判断することができない」など、自分の生きる指針がなかなか持てないでいるのではないでしょうか。生まれてから、死ぬまで自分の寿命があるのですから、抗うことのできない生涯を思えば、いかに生きるかが問われていることを忘れないようにすべきです。
 その元となる人体に宿る、心とからだを大切にする、誰もに備わっている生得権である自然治癒力の力を発揮できるからだを目指していきたい、それが芯体操の願う気持ちです。まだまだ、闘い続けている私ですが、芯体操を通して繋がっているみなさまに、益々、夢と希望を差し上げ続けたいという私の生きざまと捉えて安心してお励み下さると、とても嬉しいです!
 今年も、200号と同じ「温かく豊かな年でありますように」お祈りいたします!

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光の中に
                     竹原 響子

 芯体操を始めて20年になります。身体がしんどくて、不調だった10代を過ごし、21歳で芯体操に出会いました。その頃を振り返ると、暗いトンネルの中にいたような感覚だったことを思い出します。そして芯体操を続けるなかで、その先に光が見えるようになりました。その光を信じて歩み続け、ある時暗闇が、消え、光の中に出たと感じました。この時期に学んだこと、自分自身と深く向き合ったことは、今の自分を作る大きな土台となりました。これからも自分自身と向き合い、更なる光を目指して、歩んでいきたいと思います。

 
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編集後記                   KOJI

 昨年12月に素敵な200号芯体操だよりが発行され、また一歩芯化しました。
 令和という新しい年を201号で迎えて、ひたすら前を向いて動き出した芯体操を大切に皆さんに正しくお伝えしようと感じています。 自分も、まわりも、たのしくすごせる一年でありますように

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