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2020年11月・12月合併号

究極の芯体操呼吸法をあなたに!    芯体操代表 津田美智子


                     

 芯体操のブログを書くうちに、「あっ!この呼吸法は芯体操を学んでくださる生徒のみなさまに是非お伝えしなければならない!」と思いました。コロナ禍によって、今なお自粛中の方々にも、今のレッスン内容を知って頂きたいですし、コロナに負けないからだづくりを一生懸命に取り組んでくださるみなさまにとりましても、さらに学んで頂きたいと願っています。
 感染者が増えている現状ですが、マスク・体温を測る・消毒・三密を避けるなどの対応策を取りながら(特に2レッスンの対応は大変ですが大きかったです。)そのおかげで6月からの再開も無事に半年が過ぎようとしています。レッスンの取り組み方も随分進化しています。2人組の運動は大変効果の高い楽しみなレッスンでしたが、現在は一人運動が殆どです。ところが功を奏することでレッスン効果が少しずつ出てきました。
 それは一人ひとりに目が行き届くようになり、お伝えする方法がより細やかになり、問題意識が高まってきたことで、しなやかなからだづくりが出来つつあるということです。例えば《筋膜》や《横隔膜》の存在を知ることにより、正しい呼吸法が運動をするときに多大な効果をもたらすことに至っています。
 筋膜を伸ばしゆるめることで、お腹や肋骨を意識することができ、その伸縮力によって横隔膜の上下運動が可能になればとても気持ちの良い呼吸法を体得することができます。
 この技術によってコロナの弱点となる、肺の縮み、さらには健康の要(かなめ)である心臓の動きを助け、腹腔(ふっこう)と胸腔(きょうくう)の筋肉を鍛えることになります。血液の流れをつくる心臓や血管の動きは、自分の意志ではコントロールできません。その役割は、自律神経が担っています。
 自律神経には、血管を収縮させてからだを緊張・興奮状態にする交感神経と、血管をゆるめ、リラックスさせる副交感神経があります。血管が収縮して血流が悪くなると、酸素や栄養の供給は制限されます。すると、こりや疲れが解消されなくなり内臓の機能が低下することもあります。筋膜の硬縮をゆるめれば血流が回復し、副交感神経のはたらきも高められます。
 背中には自律神経が通る脊柱がありますが、筋膜をゆるめ伸ばし、横隔膜の上下運動を使う呼吸ができるようになれば、脊椎の状態が改善され、自律神経のバランスも整っていきます。
人間のからだは、自然と共に生かされていますが生かすも殺すも、自分自身の努力によって大きく変わります。自分にできる手段があればコロナ禍の今だからこそ、芯体操で実践していきましょう!

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『手、指』                      大石百合子

 今、レッスンで手、指を使うことを教わっています。普段、無意識にあまり何も考えずに動かすことが多い手。5本ある指には、たくさんの働きがあることに気づかされます。物を取るとき、携帯電話に触れるとき、料理のとき、ご飯を食べるとき、洗濯を干すときなど。
 今の時期、だんだん気温が低くなり、身体の末端から縮こまりがちになります。津田先生の運動は、バラエティーに富んでいてたくさんありますが、代表的な運動に、親指にゴムを引っかけて肩の力じゃなく、頭の上まで手を上げていくものがあります。先生は簡単そうですが、肩の力で動かしてきたことの多い人には、むずかしい。力が入ってしまうことが多々あり、かなりの意識が必要です。
 けれど、気持ちいい使い方ができた日は、手、指を使うのに、動きがなめらか!自然に使えています。眠っている機能があることに気づかされます。自分のくせは、すぐには直せないこともあり、時間がかかりますが、真摯に向き合って気持ちよさに出会える瞬間がたまりません。
 これから寒い日が多くなりますが、体操と共に、指先までしなやかに乗り越えたいです。 よいお年をお迎え下さい。

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編集後記                        KOJI

この前、テレビにユーミンが出ていて美脚の秘訣を話していました。芸能人なのでそれなりのお手入れやトレーニングをしていらっしゃるようです。
芯体操の生徒さんは、芯を体感する特別なレッスンで、より綺麗な立ち姿に変わっていきます。全身の中の筋肉が繋がると、重力に対する強い引き上げにより、表面の美しさだけではなく、内から生命力の湧き出る強い身体になります。
芯のある身体を目指して来年も引き続きがんばっていきましょう?

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