津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2023年2・3月合併号

『芯体操』の進化は続く!          芯体操代表 津田美智子


                     

 『芯体操』という名称では内容が分かりにくいかもしれません。しかし、今ではこの名前は唯一無二のとても自然な宝物のように思えます。『芯』という意味合いをこれほど分かった人間は非常に数少ないと思えるからです。 この『芯』の現わす世界は独特で、その言葉さえ知らない方々の多かった時代に命名しました。私の様々な体験から生まれる運動は、全ての人類に必要な生き方を示唆しています。世の中には多くの健康情報が溢れていますが、言ってみれば唯一「芯を感じること」、「球を感じること」それこそが丸い地球に生きている人類の宿命とも言えます。殆どの人間は、引き合いというからだの感覚を持っていません。
 「関節をゆるめる」 「骨を引き離す」 「深層筋をしなやかに伸ばす」 この3つのポイントを理解するだけでも、なかなか難しいと思っています。からだを異常な強刺激にさらしても傷ひとつつかない状態を体験している私は、自然な呼吸法や、常にお腹を締めている感覚を持っています。だからそのことを伝えたいと思っています。世の中にある概念は、言語に表現され、その意味として存在します。経験される多くの共通の内容を取り出し(抽象)、個々の事物にのみ属する偶然的な性質をすてる(捨象)ことによるとするのが通常の見解です。これに対立するものが経験から独立した概念(先天的概念)となります。私の歩んできた道は所謂(いわゆる)平坦な道ではありませんでした。体験したことは医学との隔たりでした。私みたいになった人は医学では 助からないという思いに苦しみました。しかし、医学でも解剖という手段から始まり、多くの症例などで本質的な概念も少しは進歩してきたのかもしれません。 それでも、自分のからだはまずは自分で守ろうよと伝えたい、それが 『芯体 操』 の役目であり方向性だと信じて生きてきました。病気というレッテルを貼る前にその原因を探り、出来るだけ取り除きましょう。お腹をしっかり使いましょう!
 ここで、「筋膜」に触れますが、このからだ全体にわたる研究は、ここ30〜40年ほどで大きく発展したようです。筋膜の剛性と弾性が人体の多くの動的運動において重要な役割を果たすことも示されてきました。これらの事実は、新しい画像診断や研究手法の開発によって飛躍的に明らかになってきているそうです。しかしながら、私の辿った体験から生まれた動きは、からだの中の全てとは言わないが、多くの症状が回復したことは事実です。からだの中を『芯体操』で治癒していたと言えます。『芯体操』は、骨、関節、筋肉を繊細な感覚でつなぎ、動かし、全身をしなやかに鍛えるのが目標です。芯式呼吸法もこの体験から生まれました。大小の風船を自由自在に膨らませ、収縮させ、縮んで捻じれた筋膜を伸ばし再生させるのです! 『芯体操』には、目指すこと、やれることがいっぱいあります。〈想像を絶する〉能力は決して不自然なものではなく、自然でむしろ正常な能力であると思います。
病名をもらってからでも、からだを改善するためには、自分の努力が必要です!
まずは、からだの歪みを知りましょう!

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 芯体操のインストラクターは、インストラクターとしての勉強会と共に、津田先生のお教室で皆さんと一緒に学んでいます。
 楽しく、ますます深まっていく津田先生の芯体操を学び続けています。どうぞよろしくお願い致します。

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芯体操に出会えてよかった           「木幡教室」 栗村玲子


                     

 喜寿も過ぎ八十路にかかろうとする頃から体力の衰え、背中が少し丸みを帯びてきた等々、気になることが増えていましたが、何事にも優柔不断で、面倒くさがり屋という質(たち)、これといった策もなくなにか手を打たねばと思いつつ、ただ日を過ごしていました。
 丁度そんな時、友人の岸根さんに木幡教室のことを教えて頂いて、早速、体験見学の上 即入会。日頃決断力の乏しい自分が即決できたのです。不思議な力が働いたとしか思えません。愉快な土曜日の始まりです。「 芯体操歴云十年」の先輩方もごろごろいらっしゃる中、ご飯だけは、たくさん食べてきた八十路半ばの私が新入生。年も我も忘れ、懸命に習う姿。ですが、どこか少しずれているのでしょう、どっと笑いが起こり、我も笑う。 まー、先生が素晴らしい。ご指導もとても熱が入る、惜しみなく与えてくださる。
 こんな楽しい土曜日を重ねて早二年と数ヶ月。日常の中で「ヒヤッ」 とした時に大事に至らないで、芯体操の「お助け」にあずかっております。「一年生の気持ち」を保ちつつ、懸命に、ぼちぼち習い続けます。又、笑ってくださいね。これからもよろしくお願い致します。

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