津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2023年5月号

『身体と向き合うことの日々を想う』     芯体操代表 津田美智子


                     

 《毎日色々なお教室、色々な人に出会い、色々な動きに挑戦し、色々な身体に出会う。こんな生活をしていると、自分の人生は何を求めているのか分からなくなるかと思う時がある。昨日までの身体に幸せを感じていたのに、今日の自分に戸惑いを覚える。リズムというものは不思議である。一人ひとりの感じ方は信じられないぐらいに違う。何十分の一違ったとするだけで、世界は変わる。少しの違いであっても、天と地ぐらい違ってもおかしくはない。では、その違いをどう埋めれば良いのか…それは途轍もなく難しいことであるかも知れないけれど、案外と簡単なことかもしれない。
 人間がつくり出す、音楽を聴くことでリズムを感じていたとしても、その音源には思い込みがあるかもしれない。メトロノームでつくり出す音と、自然の中で生まれる音には限りなく違いを感じているのかもしれない。私は色々なアーティストの曲を聴いてきたがその人の創り出すリズムや世界観で心に同化したものだけを自分の中に取り入れてきたように思う。一人の人間が絶対的なのではなく、自分自身が絶対的でもない。自分のその時々にある状態は全てのものに当てはまるわけではないのだ。
 私の身体は日々変わる特殊な状況であるかも知れないが、だからと言っていい加減な人生とは思わない。『パーフェクト』の曲は、コロナ禍という特殊な環境の中で出会い、自然に作品として生まれたものであるが、和訳を知って創ったわけでもなく、アーティストが好きで彼の曲全てが好きであったわけでもない。そして、色々な動きを組み合わせて創った作品というわけでもない。この曲、振りは自分自身の中から湧きあがる想いが一体となり、作品として生まれ変わったものだった。
 多くの作品が残ったのを今、不思議な気持ちで振り返る。どれもが内から湧きあがって一連の流れとなり生まれたもの…リズムに合わせたわけでもなく、その時の身体の状態が感じ取って動いていた不思議な感慨が残っている。身体のバランスを崩していた時も、長期にわたり床に就いていた時も、私は作品を創っていたことに驚きを隠せないでいる。『世界に一つだけの花』は、教室のレッスンの存続を願って、インストラクター、そして生 徒さんのために届けたい一心で生まれたものだ。簡単な振りと思うかもしれないが、「骨を引き離す」「関節をゆるめる」「深層の筋肉を伸ばす」運動が見事に入っている。自画自賛ではなく、こういう不思議な出来事に改めて出会い、それを信じることができることに感謝の他無いと思える今がある。》
 以上の文章は以前にブログから発信したものです。リズムについては、更に心境の変化を感じている昨今です。例えば、身体の柔軟性や癖を持った身体などにより、自己表現が大きく変わります。癖のないしなやかな身体を目指すことで健康になれるなら『芯体操』の役割はとても大きいと思っています。自然にリズムに乗った運動を楽しんで頂きたいと改めて感じています。

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