2023年12月号
たくさんの症例と共に 芯体操代表 津田美智子
20代から始めた健康体操から長い年月を経てきました。この年月は私自身の 『芯体操』 としての足跡を辿る重要な道程となりました。この間に出会った方々との経験は何物にも変え難い大きな学びを得ることになり、今なお導かれているという確信を得ていると感じ続けています。
なぜ、人は病むのであろうか、このことが頭から離れない日々の連続でした。からだが悲鳴をあげているのになぜ、からだに向き合おうとしないのだろうか。私は、自分のからだに起こったことが、とてもよく分かりました。からだの要求していることが分かるから自分で考え、自分で対応するしかないと実践してきました。同時に色々な症状を抱えている方々との出会いがありました。私に分かることは全てお伝えしたいと思って、レッスンの中に取り入れるようになりました。
先ずは、インストラクターの方を見る中で、その状態を維持できるのかを確かめました。少しずつ効果が出ることで、慎重に進めてまいりました。
それだけ伝えても、そこからの段階が進まないことも多々ありました。同じ症例であると思っているだけでは、解決しないことがある。一人ひとりの生活習慣が違えば、同じと思っていても、なかなか難しい例がいっぱいです。
『芯体操』 独自の視点で、いくつかのレッスン方法もその度に微妙 にやり方を変化しながらこの人には、ここまでとか、少し取り組みかたに発想の転換を用いたりしてみました。そのことで、より効果が生まれるようになりました。病院では薬を出されることが多いですが、まずは自分のからだを知ることが大切ですね。その方が、どの薬がどう効くのかを知ることが必要です。それと同時に、『芯体操』 で自分のからだをどうしたいのかを真剣に学んで欲しいなと考えます。痛い部分が何かの運動をしたときに、ふと楽になる瞬間とかを知って欲しいのです。
私は最近特に、「痛い人は無理しないで、どうしたら痛くないかなって優しくしてくださいね」って、お話していますが、聞いてくださっていますか?重い体重をかけて歩いたら痛いのは当然ですね。「お腹の奥のポイントをグッと押すように使っていますか?」って、言うのですが、本当に使ってくださる方はごく少数ですね(笑)
笑っている場合ではありません。このお腹を使って汗をかくことが、どんなに大切か少しずつ、真剣に取り組んでくださいね。週に1回では無理ですよ!『芯体操』 って、来られたらみなさん汗をかいて「あぁっ!気持ち良かった」って帰られるのに「毎日、意識していますか?汗をかくほどお腹へっこめていますか?」ってお聞きしたいです。からだの歪み、縮みは、お薬では治らないのです。からだのバランスを取ることばかりレッスンで行っています。私は生きたいという信念でからだに向き合ってきました。『芯体操』 の効果は凄いです。全ての人に伝えたいです!